Niko Bonatsos のインタビュー記事についてのメモ

1年前くらいにブクマしてたNiko Bonatsos のインタビュー記事がなんらかの事情があったのか消えていた。

Snapchatの初期投資家Niko Bonatsosが語る、シリコンバレーのトレンド、起業経験のない起業家の可能性、トップティアVCから資金調達をするコツなど

Snapchatの初期投資家Niko Bonatsosが語る、シリコンバレーのトレンド、起業経験のない起業家の可能性、トップティアVCから資金調達をするコツなど | TechWatch

“自分のとある友達が「大半の人がバカだとか意味の分からない事をしていると思っているサービスを作っているスタートアップがあるんだ。見てみろよ。」って教えてくれたんだ。”

2014/07/08 14:19

ちなみに、元記事の魚拓は こちら である。

インタビュー記事自体はスタートアップに携わっている人にとってはとても興味深く耳が痛い(耳にタコ)内容だったので、健忘録がてらこちらに残しておくことにした。


後のLinkedInのco-founderの一人とスタートアップを立ち上げた。それはLinkedInの原型を含む部分もあったけど、基本的にはFacebookのコピーだった

スタートアップの多くは何かの模倣であることが多い。 すべての創造は模倣から始まる http://mery.jp/

FacebookFacebookアプリ用に極めてシンプルなAPIを一般に公開し、その後200万ユーザーを獲得など順調な成長を施していたのに対して、自分たちはそのAPIの設計でつまずいてしまった。そこでユーザーの成長を伸ばせなかったんだ。

ベンチャーが成長するかどうかの鍵はわずかな差だ。 機能的な面で後発のサービスが劣っていては生き残ることはできないだろう。

自分たちはFacebookの様にユーザーのデータを利用することは一切なかったので、そこからビジネスを発展させることもできなかったね。

倫理観よりもマネタイズに優れていたものが生き残る。

もしある程度あなたのスタートアップが成熟しているのなら、どれほどマーケットが大きく、過去数年でどれほどそのマーケットを獲得できているのかのかけ算になるかな。

成長率 growth up

早い段階のステージの場合、最も大事なのはFounderになるだろう。例えば、Founderは最初顧客がお金を払わないプロダクトを作るかもしれない。しかし、優れたFounderならばそのプロダクトを通じて未来がどうなるのかを詳細に描く事ができる。そして彼等はその未来でマネタイズができることも想像できる。

自分のとある友達が「大半の人がバカだとか意味の分からない事をしていると思っているサービスを作っているスタートアップがあるんだ。見てみろよ。」って教えてくれたんだ。

革新的なサービスは最初、他人には理解できない。

他にも既存のSNSのコミュニケーションはそのコミュニケーションの形跡が消える事はないという大きな特徴も指摘していた。

ログが残ることがメリットであったはずなのにGoogleの忘れられる権利のようにデメリットになる場合もあるということを早い段階から気づいていた。

人間のコミュニケーションは本来表情や声など瞬間的なもので、それを表現したコミュニケーションツールは今までのSNSには存在せず、その部分をSnapchatが埋められると言っていた。更に、人間のコミュニケーションは本来感情を伝える内容だとも言っていたよ。表情や声、動きを通じて嬉しさや悲しさなどを伝える物だと。そこまで完全に考えた上でのSnapchatだったという事だ。

コミュニケーションは本来文字だけではない。 あたりまえのことだがそれを意識して未来をつくるということが創造。

例えば、彼は他にも素晴らしい予想をしていた。2年前、大半の人はselfieについて全く知らなかったし、理解もしていなかった。ただ、彼は別だった。こんな風に言っていたよ。「今のティーンエイジャーの女の子が取る写真の80%は自分自身の写真なんだ。」彼は本当にコミュニケーションの全てを理解していたんだ。 今のティーンエイジャーの女の子のことを私ももっと知りたいです。

自分のブログやtweetは潜在的に他の優れたVCや起業家に影響を受けているかもしれないけど、それと同時に、幸運にも非常に優れた起業家と毎日を過ごしてきた経験が大きいだろう。自分の投稿の大半は、オンライン/オフライン問わず、彼等のような素晴らしい起業家との対話やチャットを通じて、素晴らしい才能を持った起業家達の潜在的なパターンや共通点を見抜いて文字にしているんだ。

素晴らしい才能を持った人と一緒にいたり、書いた文章を読むだけでいい影響がある。

より早いステージのチームにとっては、最も単純な方法としてトラクションを見せる事が挙げられる。もし1万のユーザーを獲得していて、毎月20%の割合で数字が伸びていたら、USに限らずともどんなVCもあなたのスタートアップに投資をしたがるだろう。

トラクションとはユーザ獲得の成長という意味で使うらしい。

十分な数値を獲得できていない場合はUSのアクセラレーターに参加するのが良いだろう。もちろん現状最も良いアクセラレーターは、モバイルやC向けのサービスが多い点でもY Combinatorになる。しかし、彼等のプログラムは素晴らしいけど、もちろん入るのは難しい。そのため、他のアクセラレーターも検討することをおすすめするよ。

アクセラレーターはY Combinator以外も選択肢に。

全体的に言えることは自分の国の「秘密兵器」を用いる事だ。日本の場合は、東京という信じられないくらい小さな土地に素晴らしい才能がとても安価に雇えるというその「秘密兵器」を活かすべきだ。 東京に住む個人としてはそんな秘密兵器破棄してしまいたい。


一部のメモが本当にメモで何いってんのかわからなかったり、言葉足らずな部分がある。

東京に住む個人としてはそんな秘密兵器破棄してしまいたい。

たぶんこれは「とても安価に雇える」というところにたいして破棄したいと書いているのだと思う。

この記事が公開されてから、日本国内のスタートアップが○億円資金調達したとかどこどこに買収されることが決まったといったニュースを頻繁に耳にするようになった。 ソシャゲバブルの流れもあり、日本のWeb界隈のエンジニアは環境がかなりよくなっているような気がするがどうだろう。

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