社内Wikiが古くて困る問題

仕様とかそのあたりを社内Wikiで管理しているといろいろな問題が発生するけど今回は社内Wikiが古くて困る問題について取り上げる。

社内Wikiが古くて困る問題といったが正確にはその情報が正確かどうか新しくジョインしたメンバーにはわからない問題といっていいかもしれない。

作成日や最終更新日や編集履歴といった情報はわかるがこのページに書かれている情報が正しいかどうかについての記述はどこにもない。

結局、プロジェクトの前任者や長く社内にいる人に問い合わせしなければならずこれではなんのためにWiki があるのかわからない(そして、問い合わせるときはたいていWikiの内容が正しくないときだ)。

解決策のひとつとして「Wikiを都度アップデートする」というのがある。 この解決策をどのように実現するかについてはここでは述べないが、もし常にWikiがアップデートされるようになったとしてもそれは誰かがこのWikiは更新が必要だぞと気づいた場合のみにおいてである。

つまり、更新がしばらくされていないWikiの記事があった場合その記事は次のうちのどれかである。

  • 内容が誤っているが誰もそのことに気づかないため情報が古いままである。
  • 内容が正しく編集する必要がないため誰も手をいれない。

このとき、問題になるのは後者である。 本来は正しい情報が書かれているのにも関わらず信頼度が低い。 これは情報の信頼性を担保するものが最終更新日くらいしかないからである。 新しくアサインされたメンバーは最終更新日という情報をもとにそのページの信頼度をはかるのである。

いずれにしろ、このメンバーは最終更新日という情報をもとに記事が信頼できるかどうか判断するために古い情報については古くからいるメンバーに問い合わせる必要がある。

解決案として思い出したのが、この情報は正しいという信頼マークのようなものを記事につけることができたらどうだろうか。

例えば、先輩社員が後輩社員をトレーニングするときにこのWiki を参照して作業をしてくださいという指示を出す際、事前にWiki の内容を確認するだろう。 そのときに、内容が正しいことを確認した際に信頼マークをつけられるようにすれば記事を更新しない場合に記事の信頼度を高めることができる。

なかなか個人的にはこのアイデアはいいような気がする。 ではそれをどのように実現するのだろうか。 この機能が実装されたWiki サービスがあればだれか教えてください。

TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか

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