EV需要の増加に期待して洛陽モリブデンに投資
EVが普及するだろうとは思うがTeslaが量産化にもたもたしている間に他のメーカーがキャッチアップしそうだ。
どのメーカーが覇権を握るかわからないのでいったんバッテリーに使用するリチウムイオン電池に目を向けることにした。
リチウムイオン電池は電気自動車やスマートフォンなどにバッテリーとして使われておりEVが普及することつまりリチウムイオン電池の需要も増加するという目論見です。
ちなみにTeslaの株は売った。
リチウムイオン電池には主に以下の金属(レアメタル)が使用されていて
- リチウム
- コバルト
事実、このふたつの金属はここ数年上昇傾向にある。 リチウムイオン電池を使用する機器の需要予測も考えるとこれらに投資するのは理にかなっている。
ただ、どうもこれらを直接取り引きする方法が見つからなかった。 ぐぐってみてもLondon Metal Exchangeという取引所のチャートは表示されるが 肝心の取引する業者が見つからない。どこも金と銀とプラチナとパラジウムばかりだ。
おそらくは、金や銀などにくらべてマイナーなため規模が小さくどこも取り扱わないのだろう。
そこで、コバルトやリチウムを直接採掘している会社の株に投資すればいいのではと考えた。
コバルトやリチウムに鉱山採掘に積極的なのが中国企業なのだが、とくにアフリカに積極的な投資を行っている。 その中でも2社、洛陽モリブデンと四川天斉リ業に候補を絞ることにした。 洛陽モリブデンはコバルト、四川天斉リ業はリチウムを専門に取り扱っている。 さらにこれに四川天斉リ業の親会社、成都天斉実業もプラスすることにした。
と思ったが四川天斉リ業と成都天斉実業は深セン市場に上場しており、国内では数社しか取扱がなく断念した。
コンゴの銅・コバルトのテンケ・フングルメ(Tenke Fungurume)鉱山の56%の所有権をフリーポートマクモランから取得した中国企業の洛陽モリブデン(03993)が注目できます。同鉱山は、15年に1.6万トンのコバルトを生産しており、コンゴの生産量の4分の1、世界シェア13%を占める計算です。
中国は無数のリチウム電池を必要としており、投資家は、それを認識している。深セン株式市場に上場する、数少ないリチウム専業の四川天斉リ業(002466.SZ)は、今年株価が90%以上急騰。
というわけで、洛陽モリブデンに投資したのだがその後トランプが保護貿易を打ち出したり、FRBの利上げ局面にはいったり、そもそもテスラもBYDも冴えない感じでいったん踊り場といったところに。。
決算は好調みたいですね
洛陽モリブデン(03993)は、中国会計基準によると、第1四半期、15.5億元(人民元、以下同じ)の利益は、1.6倍の前年比の増加を発表した。 当期の営業利益は74.35億元で、前年同期比28.53%の増加となりました。 同社によると、主要金属製品であるコバルト、銅、モリブデン、タングステンの市場価格は前年比上昇の影響を受けており、現在は各板事業の運営が安定している。
はたしてこれからどうなることか。
- 作者: 村沢義久
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