元Flasherってすごい人が多い印象

フロントエンドでごりごりやっている40代~の人にバックグラウンドを聞くとたいてい昔はFlashを使ってましたという回答が返ってくる。

その昔、Flashというスティーブ・ジョブズによって滅ぼされた技術があって、Flashを使ってウェブサイトに動きをつけたりするのことをFlasherと呼んでいた(らしい)。

Flashという技術はなくなってしまったがウェブサイトに動きをつけたりする需要はなくならなかったので、Flashの代替扱いだったJavaScriptでその需要に応えている間にいつの間にか彼らの呼称がフロントエンドエンジニアになっていたわけだ。 歴史のダイナミックさが感じられるよいエピソードである。

アプリ開発者になった人もいる。iPhoneFlashがあんまり動いてくれなかったのがFlashが滅んだ要因なのでタイミング的にアプリ開発者に流れた人が多いのかもしれない。 ゲーム業界に行った人もいる、他にもビジュアルを追求する方向に行った人もいるし、いろんな分野に散らばっていった印象。

Flashとはどういうものなのか質問してみると FlashActionScriptという言語を使用するらしく、どうも言語仕様がJavaScriptよりもちゃんとしているらしいのだ。

みな口をそろえて「ActionScriptはよかった」という。

早々にActionScriptではClass構文が採用されていて、propertyを使って擬似クラス実装などしなくてよかったらしい。

ツールもビジュアライズされていてソースコードを視覚的に把握することができたらしい。よくわからんがフレーム単位でこの処理を実行というのができたらしい。すごい。

ActionScriptを知らないのでなんとも言えないが『紙芝居』のようなものらしい。わからん。

ActionScriptの言語仕様が優れていたことでプログラミングを効率的に身につけられたから、わたしがいまこうしてハイスペックフロントエンドおじさんとしていられるのですよという人もいた。

なるほどたしかにES3までのJavaScriptはなかなか個性的な言語仕様だった(婉曲表現)。

というわけでFlasherの末裔は今もWebの最前線で活躍している人が多いよという話でした。

書いててそれってただの生存者バイアスでは?という気がしてきた。

まあそうかもしれない。