日の丸モチーフのシンメトリックな東京路線図にやられる
先日、鉄道博物館に行ったらこんなクリアファイルが売ってたので思わず購入しちゃいました(300円)。
東京の鉄道は様々な路線が乗り入れていて乗り換えがいたるところで行われ路線図をつくろうとなるとその複雑さからとてもこれを見て観光するなんて無理ゲーなシロモノが出来上がるわけです。
予備知識無しに東京 路線図 の画像検索結果 の路線図を見るとそのカオスっぷりに圧倒されてしまう。
そんな東京の路線図を美しいデザインとして描いているのだ。これには驚いた。
日の丸をモチーフにシンメトリーな配置と控えな色づかいによって複雑な印象を見る者に与えず、芸術性を高めている。
作成したのはZERO PER ZERO という韓国のデザイン事務所で、 東京の他にも世界各都市の路線図を制作しておりウェブ上で見ることができます。
こちらの路線図と見比べてみるとわかりやすいのですが、ZERO PER ZEROの路線図はかなり大胆なデフォルメを施しているのがわかります。
1枚目の画像と2枚目の画像が同じものを表しているとは思えないほど違いますね。
いったいどうやってこんなに見やすくできたのか、デザインも鉄道も専門的な知識はないがその美しさに細かく見ていきたい衝動に駆られます。
東側
東京駅周辺。
このあたりは地下鉄が複雑に絡み合っているのだがかなりすっきりとして見えますね。
実際に行くと迷うのですが…
山手線を円として描く路線図はあるが、地下鉄も皇居を中心に円として描いているためとても見やすい。 山手線の内側にこれだけのスペースを取ったことで地下鉄のごちゃつき感をなくしています。
↑のJR東日本の路線図だと山手線は円を描いていないし皇居もそれとはわからない。
また、ZERO PER ZEROの路線図はJRの路線はグレーぽい色で統一されていることに気付かされる。
皇居の直線上、真南の位置に羽田空港を配置するという大胆なデフォルメ。
地下鉄はその路線のカラーで描かれている。
黄色の銀座線は東京駅を避けSの字を描くように通っている(ようにみえる)。
秋葉原にはElectric Townという文字とメイド服のアイコンが見える。
この街のカオスっぷりを端的に表している。
上野周辺。
上野動物園内にあるモノレールまでしっかりと描かれている。
日暮里や北千住や南千住がターミナル駅であることがわかる。
西側
新宿駅周辺。
そんなに複雑には見えない?
私鉄は茶っぽい色で統一している。
西側は地下鉄があまり通っていないので地味な印象。
横浜から西へ向かう路線は大胆なデフォルメの犠牲になりかなり窮屈そう。
横浜線や武蔵野線と南武線を環状線として描いているのに感動した。
日の丸モチーフが徹底されている、施政者もこういうことがほんとうはやりたかったんだと思う。
全景
上記のZERO PER ZEROのサイトに行けば全景を見ることができる。
何かの儀式に使えそうな雰囲気を出していますね。
日の丸=円というモチーフの徹底がいたるところで見られシンメトリーな構造が安心感を与えてくれますね。
本当にすごい作品だと思います。
どこで買えるの
鉄道博物館の他にも秋葉原と東京駅にあるTRAINIART というお店で取り扱っているようです。
ネット上だとヤフーショッピングとか楽天に取り扱っているお店があるようです。
まとめ
というわけでクリアファイル一つで大満足してしまいました。 最後に機関車の警笛にビビる動画でお別れです、それでは。