会社をつくりました

ひょんなことからツノウサラボという会社を立ち上げた。

まさか自分が社長になるとは思わなかった。

まだなにもない。

なにをするかはこれからゆっくり考える。

なにせ株主は自分だけだし、融資なんてどこからも受け取っていない。

取締役も自分一人だけだ。

上司もいなければ部下もいない。

嫌になれば畳んでしまえばいいだけの気楽な身分だ。

誰にも知られず、森のなかでひっそりと暮らすツノウサギのようにここにいる。

会社は大きいほうがいいなんて幻想だ。今日では誰でも自分のアイデアをもとにビジネスを始められる。高価な広告枠、営業部隊、オフィス、いや、会議も事業計画もいらない。昼間の仕事をしながら、初めは週末の数時間を費やすだけで十分だ。小さな所帯で、シンプルに、迅速に、臨機応変に―それで僕らは成功している。

小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード (ハヤカワ文庫NF)

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順番は逆になってしまったけど、あとはアイデアを形にするぞ。

HPはAWSのS3で配信していて、メールアドレスなんかはG Suitesで、会計ソフトや会社設立はfreee を使っている。

誰も雇う必要がないし、なにか機材を購入する必要もない。

本当に、身一つとクラウドだけあればはじめられるのだと身をもって体験することができた。

さてこれからどこに行こう。